名入れボールペン市場ブログ

2018年12月22日

名入れボールペンの印刷方法とは? メリット・デメリットも合わせて解説

名入れとは、ボールペンなどの文房具やあらゆるノベルティグッズに企業名、商品名、住所、電話番号、ロゴ、イラスト、写真などを「印刷」することです。
名入れボールペン市場では、お客様に満足してもらえる名入れができるよう、日々努力を重ねています。
今回はそんな当サイトの印刷方法を見ていきませんか。一言に“印刷”と言っても様々な方法があります。
印刷の仕組みに加えてお客様のメリット・デメリットも合わせて解説していきます。詳しい仕組みになんて興味ないよ!という方はそちらだけでも是非ごらんください。
また、紹介する印刷方法はボールペン以外にも使われている事の多い印刷方式ですので、ボールペン以外の名入れ商材をご検討の方も是非ご参考にしてください。

~ボールペンの名入れ印刷方法~

シルク印刷(単色印刷)
シルクスクリーン印刷とも呼ばれます。シルク(絹)または、ナイロンなどの化学繊維や金属繊維を使った印刷方法です。
シルク印刷は版の作成から始まります。版とは、印刷したい文字や模様の形に微細な穴を並べて、そこだけインクが通過するようにするための物です。
そして出来上がった版をボールペンなどの対象物に重ね、版にインクを流し込んで文字や模様を印刷します。
シルク印刷の特徴としては耐久性が強く、分厚いインクでムラなくきれいに仕上がる点が強みになります。
また、原則一つの版につき1色のみとなりますので、色の合成やグラデーションは難しく、多色印刷の場合はそれだけ版の作成が必要になります。

【シルク印刷のメリット】
シルク印刷でのお客様の一番のメリットは、何といってもコストが安いことです。版を作ってしまえばインクの量も抑える事ができるので、大量生産する場合は非常にコストパフォーマンスの高い印刷方法です。また、細かい文字の印刷も得意な為、文字が潰れず高精細な印刷ができることやムラなくきれいな仕上がりとなることもシルク印刷のメリットとして挙げられます。

【シルク印刷のデメリット】
シルク印刷で名入れボールペンに印刷する場合のお客様のデメリットとしては印刷範囲(縦幅)が狭くなってしまうことが挙げられます。(曲面への印刷が制限される性質に由来するため、タオルやバッグなどに使われるシルク印刷はこの限りではありません。)また、2色以上の多色印刷をする場合はその分製版代もかかり、メリットが薄くなってしまうこともあるので注意が必要です。


PAD(パッド)印刷
PAD印刷もシルク印刷同様、製版が必要です。こちらの印刷は版から出たインクを一度柔らかいシリコンパッドに転写し、そのシリコンパッドを対象物に押し付けることで印刷しています。
シリコンパッドは柔らかいため、凹凸のある対象物や曲面への印刷も適していることが特徴で、卓球のボールやゴルフボールなどの印刷にも利用されている印刷方法です。
PAD印刷もシルク印刷同様に1色1版となりますので、グラデーションや色の濃淡の表現は難しくなります。

【PAD印刷のメリット】
名入れボールペンにおけるPAD印刷のメリットは「印刷範囲(縦幅)が広い」ことです。曲面や複雑な形状の対象物への印刷が得意なので、シルク印刷に比べ、大きな文字を入れたり2行での名入れが可能になります。

【PAD印刷のデメリット】
PAD印刷のデメリットはシルク印刷に比べると若干コストがかかることです。また、文字の耐久力がシルク印刷に比べると若干低いのも弱点です。(あくまで比較の問題ですので、日常的な環境で名入れボールペンを使用する分には問題ありません。)
また、広範囲の印刷には向いていないので、ボールペン以外の大きな商材にはそもそも使えないケースもあります。


レーザー彫刻
レーザー刻印、マーキング、機械彫刻とも呼ばれる方法です。彫刻する印刷媒体に対してレーザー光を射手し文字などを彫刻していく手法です。商品にレーザー光を照射することで、素材を「焦がす・削る・変色させる」ことにより、木や金属、アクリルなどに文字や絵を彫刻していきます。レーザー彫刻は、立体感や陰影などが出来るので、味わい深い雰囲気が楽しめます。

【レーザー彫刻のメリット】
レーザー彫刻の名入れ文字は立体的で印刷とは違う趣で、高級感のある名入れ文字が印字できることがメリットとして挙げられます。
また、彫刻になりますのでボールペンに刻印された文字は半永久的に残ります。文字の耐久性に関しては随一の名入れ方式です。
印刷範囲も比較的広いので、2行で印字できる商品もあります。(商品によってはできないものもありますのでご注意ください。)

【レーザー彫刻のデメリット】
レーザー彫刻名入れのデメリットは彫刻という特性上、文字の色が選べないこと。
製版が必要ないものの、コストが割高になるのもデメリットになります。
また、利用できる素材は限られているため、対応商品が限られてしまうのも難点です。
レーザー彫刻対応の商品はこちら


インクジェット・フルカラー印刷
入稿データからCMYK「シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)ブラック(K)」4色の掛け合わせた色を作り、印字する媒体に直接吹き付ける印刷方法です。写真、イラスト、ロゴ、グラデーションを鮮やかに表現できます。印刷する場合は、フルカラー印刷対応のボールペンからお選びください。

【フルカラー印刷のメリット】
フルカラー印刷の最大の利点はデザインの幅が大幅に広がること。写真や複雑な色のロゴを印刷することができます。また、カラフルな文字は目を引くため、広告効果の増大も魅力です。印刷範囲も比較的広いので、レイアウトの自由度も高めです。

【フルカラー印刷のデメリット】
フルカラー印刷のデメリットは、コストがかかってしまう事です。版の作成は必要ありませんが使用するインクが高価で印刷に時間がかかるため、シルク印刷やPAD印刷に比べて費用がかかります。また、レーザー彫刻同様に対応商品が少ない点もデメリットになります。


最後に

いかがでしたでしょうか?印刷方法にもそれぞれ特徴があります。
お客様の予算や用途に合わせてご選択の参考になれば幸いです。

名入れボールペン市場では上記の様な様々な印刷方法を柔軟に使いこなし、そのペンに最適な印刷方法で美しい文字を印字できるように日々努力しています。これまでの実績で培ってきた経験により、ペンの素材に適した最善の印字方法でご案内、作成いたします。

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